ハンドベル演奏経験者に「ハンドベルの魅力は何か」と尋ねれば、「美しい音色」と答える方が多いと思います。このページでは、「美しい音色」だけではない、その他の魅力をご紹介します。

簡単に音を鳴らすことができる

ハンドベルは初心者の方でも簡単に音を鳴らすことができます。イングリッシュハンドベルは、はじめに基本的なことを学ぶ必要があるものの、コツをつかめば簡単に音を鳴せます。ミュージックベルは、イングリッシュハンドベルと比べて軽量で、より簡単に音を鳴らせる構造になっていますので、身体の不自由な方やお年寄りの方でも楽しめます。

このように、ハンドベルは誰でも気軽に始められる楽器ですが、この楽器を極めようとすればするほど奥が深く、メンバー数の多寡や選曲によっては非常に高度な演奏技術が必要となります。その奥深さもまた魅力の一つですね。

メンバーと協力して曲を作り上げる

ハンドベルは一人で演奏することができません。メンバー一人ひとりが担当の音を持ち、全員で協力し合って一つの曲を演奏しますので、メンバーが一人でも欠けてしまうと演奏が成り立たなくなってしまいます。

そのため、素晴らしい演奏をするには、一緒に演奏する相手のことを思いやり、協力し合うことが不可欠です。このような特性から、ハンドベルは協調性や責任感を養うのに最適な楽器として、教育現場でも取り入れられています。

ハンドベル演奏経験者なら納得していただけると思いますが、メンバー同士、試行錯誤しながら協力し合って曲を仕上げていく過程はとても楽しいですし、演奏本番でうまくいった時はメンバーと共に大きな達成感を味わうことができます。

多くの可能性を秘めた楽器

ハンドベルは、イングリッシュハンドベルとミュージックベル、どちらも発展途上の楽器です。そのため、ハンドベルは未だに多くの可能性を秘めていて、表現の幅を広げる様々な試みが現在進行形で行われています。

何事にも共通しますが、既存の考えに捉われない新しい試みというのは基本をベースに作られるものです。一般的な奏法をしっかりと学び、チーム全体の演奏レベルが向上してから新しいことにチャレンジしましょう。

【イングリッシュハンドベル : ソロ演奏】

【イングリッシュハンドベル : マレット奏法のみを用いた演奏】

【ミュージックベル : ダンスパフォーマンス付きの演奏】