ミュージックベルは、メーカーによって名称が異なります。紛らわしいですが、以下の全てが「ミュージックベル」です。
- 内田洋行:【ミュージックベル】
- 全音楽譜出版社:【ミュージックベル】
- キョーリツコーポレーション:【ベルコーラス】
- 鈴木楽器製作所【ベルハーモニー】
- 河合楽器:【メロディーベル】
※河合楽器の「メロディーベル」は8音のみです。(他メーカーのベルは20音以上の音域があります。)音域が狭いので大人の演奏には不向きですが、税抜価格5,000円とお手頃で、子供のおもちゃにおすすめです。
ミュージックベルの種類
ミュージックベルには、ハンド式とタッチ式の二種類があります。タッチ式は、ハンドル(握り手)の先端に軽くタッチすると音が鳴るしくみになっていて、従来通り振って鳴らす必要がありません。そのため、ハンドルを握って振る動作が難しい方でも演奏できます。
ここでは振って鳴らす通常のハンド式のみを扱いますが、通常のベルよりも簡単に音を鳴らせるタッチ式が、全音楽譜出版社、キョーリツコーポレーション、鈴木楽器製作所の三社から販売されていることをご紹介しておきます。
用途によって最適なベルは異なる
ミュージックベルは、メーカーによって(製造国によって)品質の差が出ます。台湾で製造するメーカーのベルは、メイドインジャパンにこだわるメーカーのベルよりも品質で劣る分、安いです。
また、ミュージックベルの音色は、キャスティング(鐘の部分)やクラッパー(内側の振り子)の素材で決まります。キャスティングの素材は中炭銅製、鉄製、真鍮製の三種類あって、音色の質は中炭銅製<鉄製<真鍮製の順に高くなります。(価格も中炭銅製<鉄製<真鍮製の順に高くなります。)
端的に言うと、価格が高いほど品質も高いということですが、用途によっては必ずしも品質が高く高価なベルを購入する必要はありません。ここでは、用途を以下の三つに分類して、それぞれに最適なベルをご紹介します。
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