ハンドベルを演奏するには、必ず用意しなくてはいけないものがあります。ハンドベルの購入に関しては「イングリッシュハンドベルを購入する」、「ミュージックベルを購入する」をご一読していただき、このページでは、ハンドベルを除くその他の必需品をご紹介します。
イングリッシュハンドベルチームの場合
綿製の手袋
ハンドベルを扱う際は、手の油がベルのキャスティング(鐘の部分)に付着して錆び付かないようにするために、必ず綿製の手袋をします。
ハンドベル用として販売されている手袋は必ずしも必要ではなく、薄い綿製の手袋であれば何でも代用できます。化繊の手袋などは滑りやすく、ベルを落としてしまう恐れがあるので使用は避けましょう。
楽譜と譜面台
一般的に、少人数のチームは一人で一つの楽譜と譜面台を使用しますが、多人数のチームは二人で一つの楽譜と譜面台を使用します。(指揮者がいるチームは指揮者の分も必要です。)
おすすめの譜面台は、ヤマハのMS-500ALSです。この譜面台は大正琴用に作られていますので、一般的な譜面台と同じように立たせて使うだけでなく、譜面の部分を取り外して卓上の譜面台としても使うことができます。
アルミ製でとても軽量に作られていて、楽に持ち運びができます。私達はこの譜面台を10年以上使い続けていますが、錆び付かずに見た目も綺麗なままです。
スポンジマット
テーブルの上にハンドベルを直接置くとベルに傷が付きますので、ベルを保護するために必ずスポンジマットを敷かなくてはいけません。また、スポンジマットはプラックやマルテラートなどの奏法にも必要です。
私達は、縦60cm×横60cm×奥行10cmのスポンジマットを12枚、聖文舎さんから購入しました。
コンサート用のテーブルクロス
コンサートでは、スポンジマットの上に綺麗なテーブルクロスをかけると見栄えが良くなります。足元がうまく隠れるようにサイズを考えて購入しましょう。
布地は、毛羽立つものや滑りやすいものは避けましょう。私達は、テーブルクロス屋さんでベルベットの濃紺色をオーダーメイドしました。
ミュージックベルチームの場合
ハンドベルケース
イングリッシュハンドベルは、購入すると必ず専用のハンドベルケースが付いてきますが、ミュージックベルは、ハンドベルケースが別売となっています。
余興で一時的に使用する目的でミュージックベルを購入し、その後に使用する予定が全くないのであれば、ハンドベルケースは必要ないのかもしれません。しかし、長期にわたって使用する予定であれば、大切に扱うためにも専用のハンドベルケースを購入することをおすすめします。
厚手の布
ミュージックベルは、イングリッシュハンドベルの変化奏法のようにスポンジマットを必要とする奏法はありませんが、ベルを保護するために必ず厚手の布をテーブルに敷いて演奏しましょう。
コンサート用のテーブルクロス
イングリッシュハンドベルの場合と内容は同じです。コンサートでは、厚手の布の上に綺麗なテーブルクロスをかけて演奏しましょう。
楽譜と譜面台
こちらもイングリッシュハンドベルの場合と内容は同じです。